
『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー』は、Harvard Business Reviewの日本語版として1975年10月に創刊され、この秋創刊30周年を迎えました。この30周年を記念して、2005年に世界的なベストセラーとなった『ブルー・オーシャン戦略』の著者であるINSEADのW.チャン・キム教授、および世界的なビジネス・グールーの一人である大前研一氏ほかを招いて、公開記念セミナーが開催されました。朝早くからのスタートにもかかわらず、250名近い参加者が、リーダーは何をすべきか?リーダーシップが備えるべき条件は何なのか?イノベーションを起こすためには採るべき戦略は?といったスピーカーやパネリストからの刺激的な提言に熱心に耳を傾けていました。
W.チャン・キム(INSEAD教授)
『ブルー・オーシャン・リーダーシップの戦略』
ビジネススクールの授業のようにウォークアラウンドしながら講演。企業を取り巻く環境が厳しさを増すなか、イノベーションそれ自体では競争を抜け出す答えではない。競争のない未開拓の市場を創るブルーオーシャン戦略が必要である。ブルーオーシャンはどの業界でも適応できる。ブルーオーシャンは国家戦略でも個人でも実現できる。そして、継続的な取り組みが必要である。
大前研一(ビジネス・ブレークスルー大学院大学学長)
『ニュー・グローバル・リーダーの条件』
現在は答えのない時代、その答えを見つけ出せる人がリーダーである。ただ、グローバルなリーダーになるには(1)英語でコミュニケーションするマネジメント力、(2)世界共通言語であるロジックをもつ、(3)前例のない分野で答えを出す力の3つの条件を備える必要がある。とくにこれから必要なのは見えないものを見る力<構想力>をもつこと。
斉藤精一郎(千葉商科大学大学院教授)
『新成長経営の羅針盤』
世界で起こっている「新成長の波」を日本経済に取り入れるにはどうしたらよいか?現在の日本はディスインフレーションの状態だが、当面は日本だけでなく、世界中が同じ状態になる。世界では、技術の波とBRICSの台頭が大きな変化をもたらしている。日本企業は、世界に並ぶ視点を持ち、新しい世界成長の波を捉えれば成長できる。
浜口友一(NTTデータ代表取締役社長)
『企業を支える社内コミュニケーションの活性化』
企業は、常に変革することが求められる。それを実現するためには、ビジョンの浸透と定着、能動組織の実現が大きなポイントである。ビジョンを語る幹部キャラバン、グループセッション、ワーキンググループ、社内SNSに加え、NEXTリーダー育成会、社内ファンド等の活動を行っている。特に重要なことは、社員と経営層の危機感とビジョンの共有である。
| モデレーター |
御立尚資(ボストンコンサルティンググループ日本代表) |
| パネリスト |
マイケル吉野(ハーバードビジネススクール名誉教授)
高木晴夫(慶応義塾大学ビジネススクール教授)
伊藤伸彦(日本ゼネラルエレクトリック代表取締役社長兼CEO)
脇若英治(BPジャパン代表取締役社長) |
リーダーは先天的な資質をもち、なるべくしてなるのか?後天的に育つのか?そして、グローバル・リーダーはいかに育つのかを中心イシューとして議論。ハーバードでCEOプログラムに関わった吉野氏、日本のビジネススクールで人材を育成する高木氏、クロトンビルという企業内大学をもつGEの伊藤氏、リーダー育成プログラムをもつBPの脇若氏が、独自の経験と立場から活発なディスカッションを展開した。
ダイヤモンド ビジネスタレント.COMでは、こうしたフォーラム、セミナーを次々に開催していく予定ですので、 どうぞご期待ください。
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